「栗本慎一郎の全世界史」刊行記念 著者・栗本慎一郎インタビュー(最終回)をアップしました。。。!

こんにちは。好評発売中の「栗本慎一郎の全世界史」(技術評論社)、著者・栗本先生へのロングインタビューの第3回(最終回)を、書籍サイトにアップしました。


★「栗本慎一郎の全世界史」刊行記念 著者・栗本慎一郎インタビュー(最終回) http://kurishin2013.wix.com/kurishin-world#!page-4-3/c1ext


インタビュー後半ということで、若干時間を気にしながらも、総まとめ的にいろいろなことを伺っています。


すでにお読みになっている皆さんの発想の一助に。。。もちろん、これから読まれるという方のきっかけに。。。少しでもお役に立てたら嬉しいです。


ここではインタビューより、印象の残った一文を抜粋して紹介しましょう。



――逆に日本は「アジール」(最終避難場所)だったので、ユーラシアの遊牧民が当たり前に持っていた価値観や感性、そうしたプリミティブなものが、滅ぼされないまま温存できたというのはあるんでしょうね。


栗本:そこなんです。でもね、何でアジールなの? (当時の人びとは)ここから先はアメリカじゃない、なんてことはわからないでしょう? 何でそうなるのか? そこが問題なんです。

――なるほど。


栗本:そこで、生命論の視点、つまり社会そのものが生命体であるという視点が必要になる。こうしよう、ここで殺し合ったら皆死んじゃう。そういうことを我々の上の生命が考えたわけです。


――上の生命というのは?


栗本:(当時の人びとが)下のほうで感じて「これはやめたほうがいいんじゃないかな」と思ったわけないと思う。

――話し合って、議論して決めたわけじゃないということですね。


栗本:国民投票なんてするわけはないんだから、その時は感覚ですよね。人口が増えるのも減るのも同じ。子供を作る、作らないも、みな感覚じゃないですか。


。。。出版記念の著者インタビューはこれで終了になりますが、また時機を見て、先生にはお話を伺いたいと思っています。ご意見やご要望など、よろしければお寄せください。


また、栗本世界史、生命論、経済人類学などに関連した書籍の企画、インタビューなども、これから考えていきたいと思っています。こちらに関してもご要望などお聞かせいただけると嬉しいです。ご愛読ありがとうございました!






★『栗本慎一郎の全世界史』書籍専用サイト http://kurishin2013.wix.com/kurishin-world


栗本慎一郎の全世界史 ~経済人類学が導いた生命論としての歴史~

栗本慎一郎の全世界史 ~経済人類学が導いた生命論としての歴史~