栗本先生、ロングインタビュー・第1回を公開! by「栗本慎一郎の全世界史」
こんにちは。最近、栗本先生の専用サイトと化している当ブログですが。。。笑
なんとか準備が整い、先ほど著者インタビューの第1回を公開いたしました。
思いのほかのロングインタビューになったため(先生ご多忙のため30分の予定がトータル90分)、週1回程度、3回に分けてお送りしたいと思っています。
ここではその一部を紹介しましょう。
――例えば、パルティア帝国とかミトラ教とか、蘇我氏とか、南シベリアとか、先生の本には様々なキーワードが出てきますが、これらが一本の線でつながったという感覚はどのあたりで得られたんでしょう?
栗本:一個一個、気になることがあったんだよ。それをまとめていって、構成するとこういう本になったという感じです。じゃあ、なぜ気になったのか? それはわからない。勘といえば勘だし、どこかで体がそれに反応したという可能性があるかもしれない。
――先生の発想はいわゆる弁証法的なものとは逆のような気がするんです。
栗本:全然ちがいます。まるっきり信用していないからね、弁証法なんて。
――初めにどちらかというと、感覚的な直観的な結論がある。
栗本:最初に来るんだよ、「これが問題だよ」と。それがわからなかったら終わりです。それはAがあって、Bがあって、くっついてCになってとか、そんなことじゃないです。それは間違いなんだよ。それで出てきた歴史の結論は、皆、間違っている。それがマルクスなんだけどさ。その前にヘーゲルがある。これがダメなの、この連中が。
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