2012年7月26日のポエム
ぼくの宇宙
わるいわるいと思ってきたことがちっともわるくはなく
ぼくには何の問題もない
ぼくは耳を疑いました
嘘みたいだけれどたぶんほんとうなんだろうね
ぼくは階段を登っていかなくてもいいんだ
それから家を建てなくても、
宝物をさがさなくても
絵を描かなくてもいいんだ
ずっとこのままで、ずっとここにいたままで
高いところへ飛んでいくみたいだよ
ぼくは歌をうたわない
ぼくは詩を書かない
人を助けたり、愛したり、遠くに行って大きな声で叫んだり
そんなことをしなくてもしあわせだ
ぼくのいのちは宇宙の大きさにひろがり
それはたしかな形をしていて
知恵をつけ、発見し、創造をつづけている
なんとそんな偉大なはたらきがぼくの宇宙だ
無限大にひろがる星々のようにきみの宇宙もあるというのに
なんとぼくの宇宙のすばらしいことか
ぼくはぼくがもっとも望んでいる宇宙を知っている
それがこの目と耳と口から展開されるぼくの宇宙だ
宇宙はたくさんある
宇宙は無限に重なり合う
そんななかでぼくという宇宙を創造しているその奇跡に
ぼくはただただおどろくばかりだ
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