「脱力」と「中心」〜猿之助襲名“市川亀治郎さん”インタビューで感じたこと。。。
おはようございます。昨日ネットを何とはなしに見ていたら、市川亀治郎あらため4代目猿之助さんのインタビューが載っていました。
猿之助襲名ということで、僕たち夫婦もにわか歌舞伎ファンになって来月観に行きますが、彼はいいですよね。
身体論的に見てもホントいい感じです。無駄な力が抜けてる、というより抜くことで力を出そうという感覚をどこかでつねに意識している。。。インタビューを読んでいても、言葉の端々にそんなことが感じられました。
ちょっといいなと思った箇所を拾ってみますね。以下は、NHKのインタビューをそのまま起こしたもののようです。
−天翔る心、印象的なシーンですね。
天翔る心って非常に難しくてね。
やっぱり地に足をつけたあとの翔るじゃないと。
最初から天翔ていたら、それは浮ついている人間になってしまいますから。そこは3代目猿之助の人生と重なるのは、修行して修行して、勉強して、最後に飛躍してですね。
そこが見事に重なったし、梅原猛先生という人も、ちゃんと地に着けたあとの飛翔だから、
そこを履き違えないようにしないと、飛翔することがすばらしいことみたいになっちゃうと。
飛翔ってのはやっぱり、いかに地面を歩いた後に飛ぶからかっこいい。
だからぼくらは、まだまだ地面を歩いている試用期間だから、いつかは飛翔したいなという希望をこめてのせりふでしょうね、僕の場合は。
自分の人生に重ねるというよりかは。飛べたらいいなというだけでね。
早いというか、いまだ飛べません、未熟なんで。
飛翔することがすばらしいことみたいになっちゃうと。。。ここはすごく大事ですね。
僕たちはこの世界に生まれて、こうして生きているのだから、地に足をつけるっていることが基本なんです。
それがどんな現実であったとしても、嫌な、不快な、つまらない現実で仮にあったとしても。。。
だいたいですね、それが嫌だっている人が、空を飛びたがる。でも、それでは空は飛べません。笑。
地上があるから空がある。。。そういう宇宙論を持つこと、その宇宙は中心から辺縁へと無限に、波紋のように広がっていきます。
というわけで、脱力すること、大地という中心を感じること、それがこの世界を生きていくための本当のスピリチュアルなのだということを、
こんなインタビューからなんとはなしに再認識してしまったわけです。笑
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