取材メモ:「発酵」という不思議な生命現象を探っていくと。。。
今日はこれから表参道まで赴いて、「発酵」に関する取材です。詳細は後日お知らせしますが、専門家の先生にいろいろ伺ってきます。
それにしてもこの「発酵」、よく知られているように「腐敗」とは紙一重。
どちらも微生物が関与しているわけですが、ヒトにとってプラスに働く方向に作用するか、まったくその逆の方向に進んでいくか。。。要は風向きがヒトに向くか否かで、まったく意味合いが違ってくる。
もっと言えば、腐敗するということは世界が「汚くなる」ことであるわけです。
つまり、主観的な「美しさ」にまで関与している。目に見えない菌たちが、主観の世界を決定するカギにもなっている。そう考えるとすごく不思議に思えませんか?
もちろん、彼らにとっては、そんな意識は全くなく、そもそも細胞分裂だけで生きている微生物たちのほうが、地球環境のなかでは生命力はずっと上。その意味では、ヒトの存在などまったく歯牙にかけてないわけです。
逆に、ヒトはこうした微生物の働きがなくては満足に生きていけない。つきあい方を間違えると食中毒、感染症、その他の疾患に見舞われて生命を落としてしまうことになる。
メンタルも低下する。前述したように、美しさにも影響が出る。。。
とまあ、発酵というキーワードをひもとくだけでかなり奥深い世界が見えてくるわけですが、発酵の世界をひも解く中でカギを握っているのはやはり食であり、腸の働きです。
食べるってどういうことなんだろう? それは生きるということでもあり、感じるということでもあり。。。
まさに「腸脳力」の世界。笑。今日出会いで、また新しい扉が開けたらと思っています。
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