NHK「朝イチ」でも紹介!〜ナッツ類の賢い摂り方とは?

おはようございます。先日、NHKあさイチという番組でナッツ類が取り上げられたらしく、


知人から「ナッツって体にいいんですかね?」という質問がありました。


ナッツというと、アーモンド、カシューナッツ、くるみ、落花生、松の実、ビスタチオ。。。身近なところでは、このあたりでしょうか?


ざっくりと結論だけ言えば、「体にいいかと問われれば、そうかもしれないけれど、問題もある」って感じかな。



★ポイント1

ナッツ類の栄養素は基本的には脂肪です。


だからカロリーはわりと高い、つまりお腹にたまる。


甘いものに依存している人が間食として上手に利用すれば、血糖の乱高下が抑えられるので、体調管理には悪くない。


★ポイント2

ただし、脂肪(脂質)にもいろいろな種類があり、ナッツ類の多くはオメガ9系のオレイン酸と6系のリノール酸を多く含んでいるものが多い。


オメガ9系というとオリーブ油が知られていますが、動物性脂肪と同様、体内で合成できるので、体にいいことはいいけれど、やはり摂りすぎるとお腹に脂肪が蓄積されていきます。


オメガ9系には健康効果もありますが、うまく活用したいのならば、肉類を減らし魚を多く摂ることです。日常的に肉類も食べ、間食にナッツも摂るというのでは、余分な油脂の摂りすぎになります。


★ポイント3

ナッツ類の最大の問題は、現代人に圧倒的に不足していると言われるオメガ3系の脂肪酸が少ないことです。


逆に過剰摂取が問題視されているオメガ6系が多い。


市販の植物油のたぐいは、オリーブ油を除くとほとんどがオメガ6系なので、やはり摂りすぎると必須脂肪酸のバランスが崩れてしまう。

日常的に揚げ物とかスナック菓子とか、油を使った食べ物を口にする機会が多い人は、ナッツの食べすぎにも注意が必要。


まあ、スナック菓子の代わりに食べるのなら、いろんな意味で「マシ」かもしれませんが。。


★ポイント4

とはいえ、救いもあります。ナッツのなかでもくるみにはオメガ3系が多く含まれているからです。


ですから、間食に甘いものの代わりにナッツを摂って、糖質の過剰摂取を防ごうと考えている人は、クルミをチョイスすることをおすすめします。

クルミはサラダに砕いて混ぜたり、いろいろ重宝できます。


ただ、ナッツ類全般に言えることですが、たぶんあまりいい塩は使っていないと思います。なるべく無塩のものを選びましょう。



【とりあえずの結論】

ナッツと言ってもいろいろありますが、個人的にはくるみを適度につまむ、肥満や高血糖が気になる人は、甘いものの代わりに間食で口にする。。。そんな活用法がいいかなと思います。

ナッツを無性に食べたくなるというのも、結局は体内の脂肪酸のアンバランス(オメガ3系の不足)が原因でしょうから、「やめられない止まらない」時は、オメガ3系の亜麻仁油を摂るなどして、必須脂肪酸のバランスを整えることをまずおすすめします。


当たり前なんですが、どんなに体にいいものでも「適量」(その人のカラダが欲している量)が基本です。


その意味では、テレビの情報にあまり踊らされないように!




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