『栗本慎一郎の全世界史』、本日見本があがってきました。発売は13日。。。

栗本先生の「全世界史」。。。本日、見本があがってきました。






担当編集者としての反省は多々ありますが(それはいつものこと)、でも、こうして出来上がったわけで。。。



メディアへの献本を済ませ、いろんなことを思いながら、全体をつらつらと読み進めていくと。。。



本論とは直接関係ありませんが、先生の気持ちがすごく表れているこんな一文が目に飛び込んできました。




神は万能で、すべてはお見通しだとよく言う。それは私もそうかなと思う。だが、それですべて正しいのかと言うと、大きな疑問である。


神はわれわれに生命を与えた。ならばそれがいかに短くとも、幸せなものにしてくれてどこに不都合があるのか。


個体の生命も社会の生命もつましくとも幸せに生きるようにプログラムすることなど自由だったはずではないか。


大きな宗教教団を作らせて、結果、暴力や戦争の種も作ることは間違っている(本書のヨーロッパの章を見よ)。


暴力や戦争の種を振りまいて、それを拾うかどうか人を試しているなどと言うこともある。それはおかしいではないか。


神は自然に一人ひとりの胸のうちに宿られることでいいはずだ。」

。。。前後を読んでいただけると、もっとグッと伝わってくるものがあります。今回、そんなに分厚い本にはしていませんが(224ページ)、でも、大事なエッセンスがあちこちに詰まっています。


書籍の専用サイトも、もう少しで完成できると思います。出版した後も少しずつ本を育てていけたら。。。読者の皆さんの応援、お待ちしています(まあ、買ってください! ということです。笑)







栗本慎一郎の全世界史 ~経済人類学が導いた生命論としての歴史~

栗本慎一郎の全世界史 ~経済人類学が導いた生命論としての歴史~