病気にも、ガンにも「意味」と「価値」がある〜医師・土橋重隆先生の講演会より
昨日、医師の土橋重隆先生の講演会に、妻と参加してきました。
こんな感じの方なんですが、たぶん、初めて名前を聞く人も多いですよね?
参考までに土橋先生のサイトのメッセージを抜粋してみます。
まず知ってほしいと思うのは、すべての病気には必ず原因があるということです。
そして、「病気が治る」ということは、病気になった原因がなくなったときにもたらされるのです。
しかし、現代医療(西洋医学)では病気という起きた現象だけを見る診断を頼りにして治療を行っています。
病気になった原因を探ることはせずに、あくまで現象に対する治療をするのみなのです。これはガン治療においても例外ではありません。
西洋医学では、人間の病気を、臓器や血液など物質的に見える部分の変化ととらえ、そこを治療すれば、病気は治ると考えます。
しかも病名が同じであれば、治療する方法はどんな人に対してもほぼ同じになるのです。
患者さんのそれまでの生活習慣やストレスなどに目を向けることはないのです。
実際に治療を行っていくうちに、私はこの考え方はどこかおかしいのではないかと疑問を抱くようになりました。
というのも、同じような症状で、同じような手術を施したガン患者さんでも、
人によってその後の回復状態がまったく違うというケースがめずらしくありません。
これらは西洋医学の考え方では説明がつきません。
そして、しだいに私は病気の「内側」に目を向けていくようになったのです。
病気の「内側」は目には見えません。人間の理性とか常識、感性や感情、欲求といった心の部分ですね。これらに興味をもち、
ガンになった患者さんをこのような視点で見ていくうちにいろいろなことが分かってきたのです。
どうでしょう? 僕の本を読んでくださっているような方なら、この一文に触れただけでもきっと興味をおぼえるはず。
実際、土橋先生の発想は従来の医者のイメージからかなり飛び越えてしまっています。
ただ、だからといって、いわゆる代替療法を実践されているというわけではありません。
スピリチュアルな話をしたりするわけでもありません。
肩書きとしては、保険診療を行っているごく普通の(?)勤務医です。常識人でもあります。笑。
ちょっと不思議に思いませんか? 興味のある方は下記の本を読んでみてください。
人がガンになる本当の理由、末期ガンであっても治癒してしまう理由について、
様々な事例を挙げながらわかりやすく解説されています。ガンは怖い病気というイメージが、たぶん一新されるでしょうね。
- 作者: 土橋重隆
- 出版社/メーカー: 主婦と生活社
- 発売日: 2006/07
- メディア: 単行本
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これもサイトからの転載ですが、かなり面白いというか、不思議なエピソードです。
「あなたは、なぜガンになったと思いますか?」これが患者さんたちに投げかけた私の質問です。
私は、自分が担当した患者さん全員にこの質問をぶつけていきました。
すると、驚くべき事実が浮かび上がってきたのです。
まず、乳ガンの患者さんの例を見てみましょう。結論から先に述べると、右乳ガンの患者さんと左乳ガンの患者さんでは、乳ガンと診断されるまでの日常生活に大きな違いがあり、診断前に受けていたストレスの中身が明確に異なっていたのです。
「なぜ、あなたは乳ガンになったと思いますか?」という質問に対して、右乳ガン患者のほぼ全員が、「ガンになる原因など、まったく心当たりがありません」と答えました。「ガンになるような生活など、してきたつもりはまったくありません」と強い確信を持って述べる人がほとんどです。
それに対して、左乳ガンの患者さんに同じ質問をしてみると、心当たりを口にする人がかなりの割合で存在しました。肉体的にかなり負担をかけた時期があり、強いストレスを感じていたのです。
しかも、負担をかけた時期は、どの患者さんも左の乳ガンと診断される6か月前から1年前でした。
続きはこちらをご覧になってほしいと思いますが、どうですか? 普通の医師の発想とは全然違うでしょう?
前置きが長くなってしまいましたが、
幸運なことに、この土橋先生の新しい書籍の編集を手がけることになりました。
詳細はまだヒミツですが(笑)、このブログなどを通じて時々、先生の発想の仕方、病気の捉え方などを紹介していければ。。。
病気は悪いものじゃない。健康になることばかりが善でもない。
不快さ、痛み、つらさにも、すべて意味と価値がある。
。。。こうした視点から医療の在り方を捉え直せば、そこに大きなパラダイムシフトが起こるはず。
そんなお手伝いが少しでもできればと思っています。