3月27日の今日のひとこと〜スポーツと食事の新しいカンケイ(4)
前回の続きです。バッターボックスに立ったイチローを見てピン来たのは、弓道とよく似ているなあということ。
弓道では弓を弾いて的に狙うわけですが、バットにボールを当てて飛ばすのと、体の構造として似ているところがあるのではと思ったのです。
で、何となく興味を惹かれて、弓道の教室に通うようになりました。
そこでわかったのは、弓道は予想以上に「脱力」が要求されるということ。
パンと弓を放ったあとに弓が手元でくるんと回転する返しができるようになると、「お、うまく力が抜けてきたな」とほめられるわけですが、最初はなかなかこれがうまくいかない。
ただ、僕の場合、この返しだけはすぐにできました。
それはよかったんですが、やっていくうちにもう一つ大事なポイントがあることに気づきました。
これがいわゆる軸とかセンターとか言われる、体幹上にまっすぐ伸びる縦ラインの感覚です。
この軸がしっかりできていないと、間違っても重い弓を弾き切ることはできません。
力ずくでも弾くことはできますが、繰り返し続けていくとすぐにスタミナが切れてしまうでしょう。
この軸の感覚は、当時の僕にはなかなかつかむことができませんでした。
食事の話となかなかつながりませんが、とりあえずつづく。。
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