3月22日の今日のひとこと〜スポーツと食事の新しいカンケイ(1)
忙しくてなかなか更新ができませんでしたが、ティーブレークも兼ね、いろいろと調べたり、考えたりしていることをメモ書きとして残しておきます。
たとえば、スポーツ選手のようなかなり「特殊な」生き方をしている人にも、僕が本で書いているような食事法ってそのまま通じるものなのか?
結論を言えば、イエスでもありノーでもあります。どういうことか? ポイントになるのは、スポーツに必要とされる闘争心をどう捉えるかです。
スポーツは戦いだ。こう言う人がいますが、果たしてそうでしょうか? あるサッカー選手のコメントで「サッカーは戦争だ」というものがありましたが、サッカーをやってる人はみんな戦争をしているんでしょうか? メッシのような一流プレーヤーは優秀な軍人ということ?
格闘技にいたっては戦いそのものでもあります。
もちろん、スポーツにも格闘技にもルールはあります。当然、戦争のように人も殺しません。しかし、戦いだと言っている以上、心理的には戦争と変わらないことになりますね。
これは良し悪しの話をしているわけではありません。スポーツをするということは、常に戦いに備えていなければならない、臨戦態勢を作り出す必要があるということです。なにせ戦いですから。
安保先生流に言えば、交感神経優位(強い緊張状態)、そして高血糖・高血圧(戦いに備えて血糖と血圧は上がります)、低体温、低酸素(瞬発力が必要なのでエネルギー回路が解糖系に切り替わります)。。。こうした状態に体を適応させるということです。それは戦いには必要ですが、体には負担がかかります。簡単に言えば、シンドい。
スポーツ選手は、常時、この臨戦態勢に身を置くことが強いられます。その意味では、軍人と変わりません。緊張しながら生きなければならないわけです。
スポーツや格闘技をするなという話しではなく、こんな過剰な緊張状態から抜け出し、もっとラクな向き合い方でスポーツに打ち込むこともできるのではないか? そのほうが、じつは体もずっと自由に動くのではないか? 要は戦いとはとらえない発想です。
この発想が持てるようになったとき、食事の摂り方の意味も変わってきます。それまでの自分の生き方の常識を変えることになりかすから、ある意味でとても大変ですが、一度切り替わってしまうと違う景色が見えてくるんだと思います。
前置きが長くなりましたが、そうやって戦いではない生き方があることが見えたとき、パワーやスタミナをつけるだけの食事とは違った食べ方があることも見えてくるということです。
これはスポーツをやっていなくても、つねにどこかで戦い続けている人にはすべて当てはまることだと思います。繰り返しますが、生きることは戦いなんでしょうか?
この続きはまた次回に。。。
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