10月14日の今日のひとこと

少し前のブログ「かつては少年だった科学者の夢」についてつづった一文を掲載しました。僕が私淑している栗本慎一郎先生の著書から引用したものですが、その一部をここにもう一度掲載したいと思います。

「……かつては夢多く、感受性の強い少年であった者たちが、長じて科学者や思想家になり 『ここまではわかった』として死に、つぎの時代の少年にその夢の追求を託した……」

僕はこの一節がとても大好きです。「精神のリレー」という言葉もありますが、僕たちは先人たちの命がけで成し遂げた遺産を継承した「進化の最先端」のなかで生きています。いま・ここに生きているだけで「最先端」なのです。

そう考えると「もっとわかりたい」という思いが湧いてきませんか?「何も知らずに死んでしまうのはもったいない」って。実際、何も知らずにってことはないのですが、それでも「もったいない」という感覚はあってしかるべき。過去の探求によって明らかになったこの世界の仕組み、ヒトの心と体の仕組み、すべて「すごい!」の一言なのだから。




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